第18回
2015.03.03 UP

『情熱大陸』×『ガンホー』!?
まさかのコラボから生み出されたゲーム、その中身とは?

モジポップン

『モジポップン』(所要時間約30分)

MBS/TBS 系列ドキュメンタリー番組『情熱大陸』とのコラボレーション企画。
いつもと違うアプローチで進められたゲーム制作、その苦労話や開発秘話など
『モジポップン』開発スタッフが語ります。


実はガンホーとしてはかなり珍しいタイプのゲームです

kazukiku_17.png

 

森下 :
皆さんこんにちはー。第18回KAZUKIKUの時間がやってまいりました。時間でも何でもないね。(笑)
今回は第18回という事で。実はかれこれ18回も撮ってますね。
18回なに撮ったんだろうね。
昇: いやー、歴々のアプリじゃないですか。
森下 :
そうだね、スマートフォンのゲームもあるし、家庭用ゲーム機もあるんですけど。
第18回目は『モジポップン』というタイトルになります。
こちらのタイトルに関しては「情熱大陸」さんとコラボをしたということで、実はガンホーとしてはかなり珍しいタイプのゲームです。
早速なんですけど、どんなゲームなのか、まずは説明した方がいいと思うんだけど、誰が説明したい?
昇・森下 (友): (無言で小島を指す)
全員 (笑)
森下 (友): 説明が上手いので。
森下 :
じゃあ説明したい人、手を上げよう。
説明したい人?はい!(挙手)
小島: はい!(挙手)
森下 :
どーぞ、どーぞ・・・て。
お前ら、ちゃんとさー、フリに対して・・・(笑)
昇: ごめんなさい、ちょっと拾えなかったです。(笑)
小島: 『モジポップン』では、文字を六文字繋げられるんですが、その六文字以内にしりとりの要素とか、それから文字を組み合わせて意味を作る要素もあります。六文字以内に出来るだけたくさんの言葉を作って、たくさんチェーンとコンボを作ると、どんどん、どんどん海を潜っていけるという、ちょっと変わったゲームとなっております。
森下 :
今の分かりづらくない・・・?(笑)今の分かるかなー?
最大6文字まで文字が作れる、と。
文字を作るのにあたって、文字遊びゲームという形でね。文字の組み合わせによって"チェーン"や"コンボ"という形で言葉を作って潜っていく。
例えば、「二文字言葉を2つ作ってください」というお題が出ます。そのお題に合わせて文字を作っていくという形になります。
例えば、「アセ」とかね。次に、例えば「アセ」に繋いでもいいし、「セ」+何か他の文字でもいいし。
「セ」・・・「セツ」とか。
そうして、お題をクリアすると鍵を手に入れることができます。
"リフレッシュ"という機能をうまく組み合わせると、既に出てきている文字の選択肢を総入れ替えすることが出来るので。
「セツ」に続けて文字を入力していくと、今度は「セッタイ」という言葉ができました。
こういう形で文字を繋げていくという感じですね。
これ今は、「二文字言葉を2つ作りなさい」というお題ですけども、中には「六文字言葉を1つ作る」とかね。「五文字言葉を●つ作る」とかね。
小島: かなり後半戦の、難しいところですね。
森下 :
後半戦は、かなり難しい。
そして、各ステージごとにボス敵がいて、そのボス敵を倒す・・・と言うか、競争する形ですね。こういったちょっとした緊張感あるゲーム性もあります。

容量の問題が最後まで尾を引きました

森下 : 基本的には完全無料という形ですね。
昇 : 完全に無料ですね。まったく課金要素はありません。
森下 :
サブタイトルにあるように、『100の海と情熱の大陸』という形で、ゲーム内にたくさんの海域が出てきます。その様々な海域にある100のステージをクリアするというゲームになっています。
なにか補足ある?
昇 : いえ、十分だと思います。
森下 :
キャラクターも、いわゆるモンスターっぽいのもちょっと出てきたりしますが、非常にかわいらしいです。
小さいお子さんからお年寄りまで、本当に誰でも楽しめるようなゲームになっています。
文字をタップするだけなので、小学生くらいから遊べるかな?
昇 : そうですね、遊べますね。
森下 : しかもこれ、今回大辞林さんにも協力していただいて、辞書の機能まで入っているので、自分が作った文字自体が辞典としていっぱい出てくるんですね。かなりの数が・・・これ何語あるんだっけ?
昇 : 20万語弱ですね。
森下 : 20万語も搭載されている!(笑)
昇 : 全ての単語に、ちゃんと語釈といいますか、解説が出てくるようになってます。
森下 :
なので、自分で入力しているにも関わらず、意外と知らない言葉がたまに入力される場合もあるんですよね。その時は一回調べてもらうと「あぁ、そんな言葉があったんだ」という発見もあるので"コトバ・ハッケン"遊びという形になります。
小島 :
最初はダミーの文字辞典を使っていたんですけど、やっぱりTBSさんとガンホーと共同でやるということだったので、『大辞林』の三省堂さんにアポイントをとって、営業に行ったんですね。
そしたら山本編集長っていう有名な方がいらっしゃるんですけど、その方のお子さんがパズドラのファンで。
森下 : 奇跡だったね。(笑)
小島 :
一発OKという感じで、快く辞書データを貸してくれまして。
パズドラすげーな、と。喜んで参加して頂きました。
森下 : ただ、その分実はすごい大変だったという・・・。
昇 : そうですね、やはり容量との戦いが最後まで尾を引きました。
森下 :
実際にこのゲーム自体は落としきりで遊べるゲームになっているので。50メガというサイズですね。そこに全てをおさめるというのがものすごく苦労した点かなと思うんですけど。
どうですか、一番苦労した点は?思い出に残る苦労。(笑)
開発も、本来は3、4カ月くらいで開発しようという予定が、1年という非常に長いスパンになりましたので。
その1年の間、色々苦労した点があると思うんですけど、ちょっと一人一人、思い出深い苦労話を。
昇 : やはりプログラマーとしては容量の方が最後まで尾を引きました。途中で「容量大丈夫か」と社長から聞かれまして、「大丈夫、大丈夫、なんとかなります」って言っていた手前、なんとかしないといけないっていうのがありまして。容量圧縮に時間が掛かりましたね。
森下 :
うーん、まぁね。実を言うとかなり容量フルフルな状態でやっています。無料ゲームの割に半透明とかね、色んな技術を使いすぎているというところがありまして。
でも無料と言っても出すからにはやっぱりいい作品になるように、よくここまで出来たな、とは思っています。
他なにか苦労話ありますか?
森下(友) :
そうですね。私も容量のところで、アート面に関しても結構苦労したところがありますね。今回乗りきらなかったアートの部分も結構多くあって。エフェクトももっとリッチなものが実はあったんですが、乗りきらないため、ある程度は断念しなければならなかったんです。
でも、それでもかなりクオリティの高いものには仕上がったかなというところで、満足はしています。
森下 : デザイン的に一番「ここ、こだわっているんですよね」っていうポイントは?
森下(友)  : 一番こだわっているところはやっぱり海の中の表現だったり、泡の文字の浮遊感だったり、あとは操作感の部分も含めて気持ち良く遊べるということをかなり追求して作ったところです。

終了一週間前に、ステージ1を作りなおすという・・・(笑)

森下 : それじゃあ、一番困ったなっていうのは?
森下(友)  :
そうですねー・・・そこはやっぱり容量のところ。
あとは実はですね、エリアマップが10個あるんですよね。
もう完成しきったところで、なんかどういう訳かステージ1を作り直すという・・・。(笑)
森下 : あははは。(笑)
昇 :
ありましたね。(笑)終了一週間くらい前に。
なんか物足りない、みたいな。
森下 : あー・・・誰がそんなこと言ったのかなぁ・・・(苦笑)
小島 : なんか青い服着てる人が・・・
森下 :
うーん・・・まぁでもね、その甲斐あってすーごく良くなったと思うんだけどね!
まぁ苦労はそうですねぇ。困ったことも・・・そっか。(笑)
小島 :
僕は内側と外側から見ていたので、スタッフィングが苦労した点でしたね。
エリアマップのスタッフさんと、海の中の背景のスタッフさん、かなり有名な方でございます。このお二方がいたので、かなり綺麗なグラフィックが出来ています。そういう外部のスタッフを探す作業が後半戦だったので、結構時間かかりました。
あと、他のプロジェクトは割と長めに時間をとって作ってるんですが、今回はテレビ放映が決まってから一気に仕上げていくターンに入ったので、そこの集中がやっぱり大変だったなという感じです。
でも間に合って良かったかなと思います。
森下 : このゲーム、何と言っても、今は大体どのうちのゲームも、『パズドラ』にしても『ディバインゲート』とか『サモンズボード』も、最初の段階と実際の完成した段階とものが180度違うというね。
小島 : 最初は漢字で推理していくゲームだったんでしたっけ?
森下 : 最初は漢字を使って、アドベンチャータイプのゲームにしようかと思って、漢字を並べて漢字で言葉を作っていく形にしようとしたんですけど。
小島 : 四文字熟語とか二文字熟語とかね。
森下 :
一応ゲームとしては良かったんですけど・・・実際にやってみると、とてもできない。漢字を見ると、僕も自分で言ったくせに自分で拒否反応を示すことになりまして。(笑)
そこからちょっと改良して、漢字じゃダメだね、というところから、今のような漢字からカタカナに変換されていったという。
小島 : でも最初は文字が30個とかで、結構まだ多かったりとか。
森下 :
文字が30個あると、見づらいというか、言葉を探しだせないということがある。文字があまりに多いと見た目も圧倒されちゃうし、目が疲れちゃう。
結果的に今のゲームのような形にしましたけど、ルール面とか実は結構こだわっていて、やっぱり文字を普通に入れていくだけじゃなくて、文字を繋げていく、しりとり的な遊びの要素があったり。
あとは出てくるアイテムですね。
昇 : そうですね。
森下 :
バディとなる犬がいまして、この犬が一緒に潜ってくれてるんですけど、この子が画面にない言葉を海深く潜って拾ってきてくれたりします。
「わんこダイブ」というアイテムになってます。アイテムというか技か。
小島 :
愛犬の名前が「パッション」といって、"情熱"って意味なんですけど。
森下 : 実を言うとガンホーっていう会社名も、英語辞典で調べると"情熱的な"とかそういう意味があります。

クリア後に最後どうなるか、エンディングをぜひ見てください。

森下 : なんかオススメの遊び方と言うか、攻略法をね。せっかくだからちょっと教えた方がいいんじゃないかと思うんですよね。
小島 : まずは"ヨ"を使えですか。
昇 :
"ヨ"を使うといろんな言葉に繋がりやすいというのがありまして。
"ショウショウ"とか。
森下 : 俺の履歴は「ショウ」がすごく多い。全ステージクリアしたんですけど、プレイ記録を見るとですね、"ショウガ"とかね、"ブショウ"とかね。よく使われる五文字言葉が"セイショウ""ガクショウ""ショウガク"。
一同 : (笑)
森下 : よく使われる六文字言葉ベスト3の第2位が"ショウスウハ"。
小島 : "ショウスウハ"よく作りましたね。
森下 :
リザルトを見ると、自分がどの言葉を何回使ってるとかね。
"ショウガ"なんか5回も使ってるからね。
昇: どんだけ生姜好きなんですか。(笑)
森下 :
通常我々のゲームってアクションゲームだったり、ロールプレイングゲームみたいな形が多いんですけど、その中でもちょっと意図せず賢くなれるゲームになったかなと感じていて。
プレイすると、意外と言葉知らないなっていうのが分かりましたね。
そういう意味ではちょっと、お勉強にもなる。
なので、普通にゲームをプレイするだけじゃなくて、遊んで学べるところもちょっとあって。実は全然意図してなかったけどね。(笑)
昇 : そうですね、結果論ですね。
森下 : それでは、最後に何かじゃあアピールしたいことありますか?
昇 : 最近のアプリにしては珍しく本当に無課金なので、安心してお子様から遊べるかと思いますので、ぜひお子さんをお持ちのみなさんとか、遊んでみていただけると制作側としては非常に喜ばしい限りでございます。
森下(友) : やはり新しい言葉に出会えるというのがこのゲームの楽しさの一つでもあるので、そういうところも楽しんでもらえたらと思います。
小島 : 珍しくエンディングのあるゲームなんですね。これは「情熱大陸」のプロデューサーさんと話していて、最終的に情熱大陸を目指すんですが、そこで最後何を見つけるの?って言われたんですね。それで開発チームが考えたエンディングがあって、社長にもOKをもらって実装されていますんで、最後どうなるのかをぜひ見てください。
森下 :
そうね、エンディングっていうかクリアすると嬉しいよね。
ゲームというのは目標と達成が一つのものだと思うので。
この100のステージをクリアした時に、やっぱり達成した時の喜びっていうのは久しぶりに感じたなと。達成してエンディングを見れた瞬間に、なんかこうやりきった感というか、達成感がすごくあってですね。
ファミコンの時からゲームを遊んでる人たちにも「懐かしいこの達成感」というのを感じてもらえると非常にありがたいなと思います。
本当に完全無料で、隙間の時間に遊んで頂けるゲームになってますし、六文字の言葉が見つかって、ひらめいてた瞬間って非常に快感です。
どなたでも遊べるゲームだと思うのでぜひ遊んでみてください。
一同 : よろしくお願いします!

 

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