第3回
2012.07.04 UP

戦果は寝て待て!iPhone史上最強の放置プレイ!

戦国テンカトリガー

『戦国テンカトリガー』(所要時間25分)

企画当初は、マニアックなミリタリーものからはじまり、
戦国ものへと華麗な変身を遂げた本作品の開発経緯は?


 

「ゲームは好きなんですけど、やるのがめんどくさい・・・」

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森下  : 史上最強の放置型国取りゲームということですが、このゲームの企画のポイントを教えてください。
田口  : ゲームの企画を立てるにあたって、ゲームは好きなんですけど、仕事の都合や、家庭の事情とか、忙しかったりで、思うようにゲームができなくて。ゲームは好きなんですけど、やるのがめんどくさい、苦手、というのがあったんです。
で、どんなゲームに夢中になるかというと、自分で工夫をこらしてチームを作り、後は送り出して待つだけというゲームが大好きで、iPhoneでもこういったタイトルがいくつかあって、プレイしているタイトルがあるんですが・・・それは、結果が出るのを2日とか待つんです。
そのゲームがほんとに面白くて、実は、今もやってるんですけど。。
それを自分なりに解釈して、国取りゲームという形に変えてみました。

「しょうがないから、自分で作りました。」

 

 

森下  : 既に発売されているゲームにインスパイアされることはよくあることだと思うんですが、『ケリ姫クエスト』や『パズル&ドラゴンズ』でも、もちろんありました。ただ、その中からオリジナリティというか、こだわりという部分を持って作ってくることが必要で、『戦国テンカトリガー』ではどんな部分にこだわりがありますか?
田口  : もともとミリタリーものの企画で、人類史上のあらゆる戦場に対して、あらゆる現代兵器から古代兵器まで駆使してやっていく、ヒジョーにマニアックなゲーム企画だった。
それを社長に、「もっとキャッチーなものにせー」と言われて、戦国にして結果として大正解だったと思います。
戦国にした時に、装備に当たる部分を武将にして、それぞれの性格・相性・能力があって、いろんな組み合わせを考えられるという部分にテンカのオリジナリティの部分があると思っています。
森下  : 僕が聞きたかったのは、戦国ものか三国志ものにしなさいと言ったら、迷わず戦国ものでやっていくことを決めて。(笑
ゲームでも歴史の背景をしっかりと書いているところが、田口君なりのこだわりかな、と思ったんですが、どうですか?
田口  : その部分は確かにこだわりもありました。
今、戦国ものは結構多くて、iPhoneのトップランキングを見ていても4本ぐらいはあります。それなりに好きでやったりするんですけど、来歴とかプロフィールを読むのが好きなのに、2行程度で済まされていたり、不満だったんです。
自分が読みたい部分はそれであって、もっと読ませてくれって欲求があったので、しょうがないから自分で作りました。
森下  : その部分については、何の指示も出してないんだけど、かなりマニアックに書いてくれて、いろんな人から「スゴイね」と。本格的という部分ではオリジナリティが出ているなぁ、と。(笑

「こんなの好きな人はそんなにいないだろう、と思ってはいたんです。(笑」

森下  : 放置プレイに焦点をあてた部分、きっかけ?「放置」にしようと思ったのはどうしてなんですか?
田口  : 放置型ゲームというか、頭をひねって結果を待つってのが好きなんですけど、こんなの好きな人はそんなにいないだろう、と思ってはいたんです。(笑
森下  : じゃあ、企画出さないでよ。(笑
田口  : 企画を出した時、部署内でもやいやい言われてたんです。
だけど、他社の結果を待つタイプのゲームがランキングで1位を続けていたこともあって、やっぱり好きな人は結構いるんだなぁ、と思ったので、確信をもって「社長これです!」って持っていきました。
森下  : 最初持ってきた時はどうしてやろうかと思ったんですけど・・・。(笑
結果的には、人のライフサイクルの隙間を埋めていく、何かをしながらでチョコチョコして、時間がたったところでチェックしてといったような、ゲームそのもののテンポとはまた違って、人の生活サイクルのテンポにうまく合わせる形にうまく仕上がったかなぁ、と思っています。

 

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